一般質問R1.6⑤⑥
さて、「声なき声を拾う」という同様の理由からですが、ハラスメント対策でも、「声を出してもらう」点に力を入れていただきたい。特に性的虐待やセクハラに関しては、ネット上で被害のニュースが最近とても多いと感じているし、昨日の日刊県民福井では、福井県内での家庭内性的虐待が書かれており、読んで涙が出ました。性的虐待は被害を誰にも打ち明けられずに長期間苦しむことが多いです。
以前にもご紹介した福井県済生会病院の性暴力救済センター・ふくい「ひなぎく」は、性犯罪・性暴力の被害にあった人に寄り添って、精神的・経済的負担を軽減しながら支援へとつなぐ、ワンストップの支援センターですが、「被害者は摩擦を避けんがために、『自分さえ我慢すれば』と被害を抱え込むケースが多い」と表に出ない性暴力やセクハラの多さを憂えています。残念ながら県職員もそのケースが多いそうです。
また逆に、被害を受けて悩んでいる人は、どこへ相談したらいいのか、どういった相談窓口があるのか悩みます。実際にはNPOや病院といった民間の取組みもあれば警察や労働基準監督署、県としても窓口があるのですが、福井は他県と比較し、その情報が十分行き渡っている状況ではなく、逃げ込み方を知らない女性が多いと感じます。
⑤ 県の女性相談の窓口である「女性総合相談窓口」において、悩みはどこに相談すればいいのか、県の窓口だけでなく総合的な情報を発信強化し、周知していただくよう求めます。
⑥ また、その「女性総合相談窓口」は、現在9:00~16:45、電話や面接での相談となっていますが、ツイッターやフェイスブックなどのSNSやメールを使って24時間受付け、それをQRコード付きで周知するなど、女性や若者が声を出しやすいように間口を広げていただけないか伺います。