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2021年11月01日

一般質問R1.6⑤⑥

さて、「声なき声を拾う」という同様の理由からですが、ハラスメント対策でも、「声を出してもらう」点に力を入れていただきたい。特に性的虐待やセクハラに関しては、ネット上で被害のニュースが最近とても多いと感じているし、昨日の日刊県民福井では、福井県内での家庭内性的虐待が書かれており、読んで涙が出ました。性的虐待は被害を誰にも打ち明けられずに長期間苦しむことが多いです。
以前にもご紹介した福井県済生会病院の性暴力救済センター・ふくい「ひなぎく」は、性犯罪・性暴力の被害にあった人に寄り添って、精神的・経済的負担を軽減しながら支援へとつなぐ、ワンストップの支援センターですが、「被害者は摩擦を避けんがために、『自分さえ我慢すれば』と被害を抱え込むケースが多い」と表に出ない性暴力やセクハラの多さを憂えています。残念ながら県職員もそのケースが多いそうです。
また逆に、被害を受けて悩んでいる人は、どこへ相談したらいいのか、どういった相談窓口があるのか悩みます。実際にはNPOや病院といった民間の取組みもあれば警察や労働基準監督署、県としても窓口があるのですが、福井は他県と比較し、その情報が十分行き渡っている状況ではなく、逃げ込み方を知らない女性が多いと感じます。 
⑤ 県の女性相談の窓口である「女性総合相談窓口」において、悩みはどこに相談すればいいのか、県の窓口だけでなく総合的な情報を発信強化し、周知していただくよう求めます。

⑥ また、その「女性総合相談窓口」は、現在9:00~16:45、電話や面接での相談となっていますが、ツイッターやフェイスブックなどのSNSやメールを使って24時間受付け、それをQRコード付きで周知するなど、女性や若者が声を出しやすいように間口を広げていただけないか伺います。

2011年05月27日

新宿です

久しぶりに新宿にいます。
東京大学の宇野教授による「民主主義再生への試練―大災害の課題と住民パワー」という講演を拝聴しました。これまで幾多の課題を乗りこえてきた歴史と住民パワーのある「釜石」が、この先の復興で、どういう「希望」をもって歩んでいくことになるのか・・・政治哲学の見地からのお話は、「現場」を理解するうえで、「角度を少し変えて考えるとそう見えるのか」と、たいへん興味深いものでした。
「不幸のどん底にありながら、人はなぜ困っている人に手を差し伸べるのか。被災地ではその事例の方が圧倒的に多い。」・・・確かに。
「仕事の意味・社会的つながりを求めている(人間の本生?)利他主義。災害が人間の本生を甦らせた。」・・・そうだったのね。
「官僚機構は災害の緊急のニーズへの対応がに苦手」・・・はい。
「スリーマイルで、人々は平穏に避難、しかしエリートは住民のパニックを恐れて、危険な状態を公表せず。 危険なのはエリート。」・・・情報隠し!?スリーマイルでもそうでしたか。福島での調査等でも実感しているところです。(避難は混乱していたようですが・・・)
「さほど人気のない政府と激しい災害は、一触即発の危険な組み合わせ」・・・全く(- -;)・・・
そして
「政府の機能不全、情報公開の遅れ、海外からの不信。
日本の「風評被害」:海外メディアは深刻「原発は危機的」と報道。
BBC:爆発映像を初めから写している。海外の報道の方が真実に近い。
フランスでは初めからレベル7 日本はレベル4
日本は国際社会に対して隠ぺい 
日本人の評価は上がった(礼さん)が政府は下がった」・・・これ、私の講演メモです。言葉足らずをお許しください。
あ、途中ですが、出立時刻で中断ですm(_ _)m

2007年10月19日

男女共同参画推進

タイトルの越前市委員を拝命しています。
そういえば昨年度は、県の男女共同参画のイベント実行委員も・・・。

私自身は、学校教員と言う比較的男女差の無い仕事をしていたせいか、あまり「男だから」「女だから」という縛りの中にはいませんでした。
周りを見ても、仕事上尊敬する先輩は女性が多かったし、子ども達は・・・・何故か私のクラスは女性上位だったし・・・。

でもそれは、とても恵まれていたのだと、この頃つくづく思います。
まず、世間では女性の意見を一人前に見なさない人が多いこと。
女性が頑張っているのを色眼鏡で見る人がけっこう多いこと。
しかも、女性の足を引っ張るのは、男性だけではありません。
そして、仕事上ではまだまだ課題多し・・です。
だから、やっぱり「男女共同参画」は、意図的に社会に働きかけなくてはいけないと、実感しています。

私の男女共同参画推進は、「お勉強会より実行を」・・・がモットーです。
なにしろこの問題は、大事であるという事は分かっていても、その視点や加減は人それぞれ意見が様々です。そしてそれは、その人の経験や背景のなせるものですから、コンセンサスを得にくいと感じています。
だから、そこに時間や精力を割くよりも、頑張っている女性を応援したり、女性のいない会合の原因を探ったり、子育て支援のいい形を考えたり、実効性のあることをとっととやったほうが社会のためになると思ってます。

・・・ってところで、私の周りの頑張っている女性のご紹介です。
「和紙の里」で紙漉きをしていらっしゃるお二人、山下さんと青木さんです。先日、お2人の作品展を拝見してきました。
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和紙は日常生活の中に、インテリアとしても、アートとしても、存在感があります。
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里菜さんは版画や絵手紙風の詩の他、似顔絵も得意です。
昨年描いて頂いた私の似顔絵は、今も部屋に飾ってあります。
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決して順調ではない伝統産業界で、自分の道を模索している女性達に、エールを送ります。
※「細川先生」の「先生」は、以前教員だったからです。議員としてそう呼ばれるのは抵抗があります。里菜さんは、教員時代からのお知り合いなので、以前のまま「細川先生」と呼んでくださっています。正確には、「細川元先生」ですね。

2006年10月29日

男女共同参画フォーラム

三重・滋賀・岐阜・福井の4県で、日本まん中共和国と銘打って、男女共同参画フォーラムが開催されました。
4つの分科会で、それぞれの県から発表があり、テーマに沿った議論が交わされました。
私は防災・・・ではなく、「団塊の世代の再々チャレンジ」というテーマの分科会の司会を務めました。
滋賀からは生涯学習インストラクターの会が、いろんな講座を開いている活動報告。団塊の世代が「地域社会へソフトランディング」するための「気づき」のきっかけつくりだそうです。
岐阜は、廃校になった校舎で里山のカルチャースクールづくり:地域活性・文化活動・団塊世代の地域参加の活動を発表。
三重は、男性講座受講生の会の「ちょいワル親父の生活工房」。楽しそうに料理・お話・育児を楽しんでいる姿は、かっこよく感じました。
福井からは越前市のファミリーサポート「ひなたぼっこ」の活動紹介です。介護の勉強会が発展して、古民家でのミニディ、お弁当の配食サービス、小学生などとの世代間交流などの地域に根付いた福祉公益活動の実績は、「すばらしい」のひとことです。

後半には団塊世代の市民活動参加や男女共同参画について語り合いました。
「会社などでの縦社会の感覚を持ち込まないで欲しい。」
「女性は外で活動していても、食事の支度が気にかかる」
「夫婦でも、それぞれ興味・関心の方向が違う」
「団塊の世代の男性を、活動に誘う有効な手立ては?」
など、活発に意見が飛び交いました。
私は、男女共同参画が、「ちょいワルおやじ」というスタイルで、団塊の世代を中心に推進されればいいのになあ・・・などと思いながら、「司会」という役割に徹しておりました。
こういったフォーラムが概念で終わらず、地域のありようを変化させる一助になってほしいと願うばかりです。

2006年09月01日

男女共同参画

岐阜・滋賀・三重・福井の4県で、日本まんなか共和国男女共同参画フォーラムを10月に開催します。本日はその実行委員会でした。
私は、ジェンダーフリー(男女平等)は大事だと思いますが、ジェンダーギャップ(性差)をお互いに尊重しあって、対等な立場で活かし合ってこその男女平等:男女共同参画だとも思っています。
また、「男女平等参画」の取り組みは、一部の人の思想であるとかカルチャースクールであってはいけないとも思っています。現場で、社会で、女性が活躍する姿が増えた、活躍しやすい環境になったと、実感できなければならないと思います。
特に農山漁村において、「女郎(めろう)に何ができる!?」というような差別意識が消える事・・・これが私の男女共同参画推進の目標です。