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予特R3.6②

もう一つ、「異常に巨大な天災地変」についてです。
福島の原発事故の賠償は、「地震調査研究推進本部が地震の可能性を指摘した「長期評価」に基づいて東電が対策をしていなかった」・・・つまり、「東電の備えは、国の専門家が予見した線引きに満たない備えだった」・・・です。

基準地震動は,発電所における耐震設計の基準・国の線引きであり、例えば美浜3号機は現状993ガル、それに沿って耐震設備が施されている・・・つまり、国の線引きを満たしているというので、今回、再稼働になりました。
しかしながら基準地震動の出し方は、もとはばらつきのあるデータの平均値をもとに算出されたもので、それを「最大」とするのはおかしいと、大飯発電所では裁判が起きているところです。専門家に、美浜の基準地震動に関して伺ったところ、ばらつきを標準偏差σとすれば1330ガル、2σとすれば1780ガルと試算されるとのことでした。
民間側がそう指摘しているものの、国の示す基準地震動は993ガルです。

②では、たとえば1300ガルといった現行基準地震動を超える揺れの地震が原発を襲い、原子力災害が起きたとしたら、電力事業所には「損害賠償する責任がある」と捉えればいいのでしょうか、「異常に巨大な天災地変」に該当し、「その限りではない」となるのでしょうか?
 
ちなみに原子力規制委員会は、
「もっと大きな地震が来たらどうするのかという話であるが、当然我々はそれを見て、新しい知見があれば規定の中に取り組んでいくことになろうかと考えている。規制委員会としては、 責任を持ってこれ以上のことが起きないというよりは、我々は常に新しい知見、規制基準を見直さなくてはいけないことがないかというのを常に持つというのが我々の責任であると考えている。」
と述べておられます。要は、「巨大な地震が来たら、新しい知見として、その先には、それも計算に含めて新たに既定を定めていく」だけの話だという事です。賠償責任どころか、基準を決めた責任も感じられないです。
 
基準地震動の設定が、県民益に背くことにならないか危惧しての質問でした

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