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一般質問R2.9③

いじめや不登校などの学校教育問題を考えるとき、「人間関係能力の低下」が背景にあります。ですから、近年の子供たちに必要なことは「人と関わる経験を持たせる」「相手を知る・自分を知ってもらう・自分を知る」「自己肯定感(自尊感情)を高める」ということです。昔は、大勢の友達や兄弟と活発に遊べたので自然と身についていたことですが、今は、意図的に養わねばならならないのが子供たちの状況です。

それなのに、このコロナ禍では「ソーシャルディスタンス」と友達との距離をとることが求められ、飛沫防止マスクで口元を隠すのでお互いの表情が見え辛くなり、成長途中の子供たちですら、人と関わる活動が大きく制限されてしまっています。

前回の議会で「感染症防止のための様々な対策が、子どもたちにどんな影響があり、どうカバーすべきと考えるのか」伺いましたが、教育長は「ソーシャルディスタンスを保った遊び、例えばなわとびをする等、新しい生活様式に対応し、楽しい学校生活を送っている」と、楽観的な認識でした。この認識に疑問を持ちました。特に現場で「子どもたちに常に『離れて、離れて』と指示し、給食は離れて全員が前を向いて黙々と食べるような学校生活の状況や、「特に最高学年は、行事縮小で『やり切った感』がなくてかわいそうだ」という声を聴くと、やっぱり私はこの子たちがどんな大人になるのか、社会にどういった影響が出るのか、心配でなりません。
教育の目標は、テストの点数を上げことではなく「人格の完成」ですが、成長過程の在り様は、本当に、大人になってからの人となりに深く大きく影響するからです。

別の角度からも考えます。
社会に目を向けてみますと、テクノロジーの登場で、ナレッジワーカー(知識労働者)の働き方は大きく変わりました。多くの作業が自動化されているなか、課題解決力やチームで仕事を進めていくためのコミュニケーション力など、いわゆる「ヒューマンスキル」がますます重要になってきています。機械的なことは機械に任せればいいわけで、ナレッジワーカーは創造的なことをしたい・・・となるからです。しかし、現状のままでは、そうした効果は期待できないようにしか映りません。

③ こうしたことを勘案しますと、コミュニケーションスキルを養う教育・プログラムを積極的な導入を図るべきと考えますが、いかがでしょうか?

例えば、「構成的グループエンカウンター」「ソーシャルスキルトレーニング」などは、茨城県教育研修センター、岩手県立総合教育センターなど多くの教育研修機関で力を入れている人間関係づくりの実践プロブラムです。私も、教育現場にいた頃、学級経営に取り入れてみましたが、楽しいゲームをしながら、相手の気持ちや状況を汲み取れるようになる優れたプログラムと実感したものです。今こそ、こうした活動が必要な時と思いますので、先生方にご紹介し、推進すべきと考えます。県のご所見を伺います。

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