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一般質問R2.9⑨

先日、嶺北を震源とした震度5弱の地震が起きました。発表された各地の震度は図の通りです。京都府や兵庫県北部、琵琶湖周辺、愛知県まで、震度「2」という数値が出ています。通常、震源が浅くマグニチュード5.0程度の地震は、狭い範囲で揺れるケースが多いのですが、今回の地震で揺れた地域は2府12県に及びました。このことで思い浮かぶのは「日本列島のブロック」です。

近年、全国1300か所以上の電子基準点ができ、GPS観測などができ、地殻変動が詳細に観測できるようになりました。そのデータから、地殻のひずみ「つまり、伸び・ちぢみ・ねじれなどの変化の割合」がわかり、その内陸の顕著なひずみ集中帯として初めに発見されたのが「新潟-神戸ひずみ集中帯」です。黄色やオレンジの部分がひずみの溜まっているところです。幅100キロで、福井県はほぼこれに入ります。ひずみ集中帯では内陸地震が多く発生します。
活断層の走行や、ひずみの発生状況などから、「従来2つだけと考えられてきた陸側のプレートは、実際はより細かくブロックに分かれていて、その境界で地震が発生し、ひずみも集中する」というのが最新の知見です。

西南日本の場合、南海トラフ地震の前後に内陸地震が集中しており、1944年に南海地震、1946年に東南海地震が起きていますが、1948年に福井地震が起きていますので、こうした説はぴったり当てはまっています。こうした知見から、先日の地震も「プレートが悲鳴を上げる巨大地震の予兆」との見方も出ておりますし、現に、指摘する専門家もおられます。

地震研究の最新や、現状の福井の地勢・地形・地質などを考慮した場合、若狭湾の半島部が安定した地盤とは思えないのですが、現状、原子炉の耐震基準は、近傍活断層を短く見切って計算されたものであることに不安を感じます。
原子炉の耐震基準を決める際に、県民の不安を取り除く上でも、地震・地勢などの最新の知見を取り入れた「より安全側に立った考え方」であることは必定です。

⑨ 今回の研究炉にしても、今ある発電所にしても、知事はそのことを国に強く求めるべきと考えますが、所見を伺います。

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