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一般質問R2.6④⑤⑥

誹謗中傷や差別は断じて許されません。お願いだけではなく、できる限りの具体的防止策をとるべきです。
クラスター対策は、「感染経路をたどり濃厚接触者を特定して自粛してもらう」という手法ですが、これは人の詮索する心理を非常に掻き立てます。詮索心は不安な時に増幅しますから、なおのことです。新聞紙上では県の発表に従い相関図が日々更新され、多くの県民が「犯人捜し」の状態になるのは無理からぬこと。だから、情報の出し方には細心の注意が必要です。

 もう一度、資料をご覧ください。
まず、県の発表する感染者情報には、1例目、2例目と番号がついています。これは、感染の確認、陽性が判明された順です。しかし県民の多くが「感染した順番」と誤解しています。
 例えば、25例目、35例目のお二人は、番号に10もの開きがありますが、同じ日に会食したものです。同じく、7例目、9例目、11例目の3名の方々も、同じ日に会食をして感染されたとみなされていますが、仕事の関係などで医療機関の受診日が違い、検査に至った日が違います。それが番号の順となっているのですが、その後9例目の方は死亡され、それがあたかも番号の若い7例目の方が感染させたかのようにとらえられ、誹謗中傷の的となってしまいました。
 
「早く検査に入った者が、早く感染したと思われる。」
「人はクラスター図で興味が高まったが、検査の順と番号でおかしくなった。」
「2次被害阻止と思って会社名を公表したが『バイキン・殺人者』と言われるなど、誹謗
中傷の山。信念持って発表したことが、ここまでやられるかと愕然とする。正直に公表したものが傷ついた。」
と、感染者の方々は心外な様子でおっしゃいます。
新聞は後に感染者番号を消してくださっています。でも、そもそも県が、発表時から「感染者の番号は、うつした順ではない。」と強調して説明すべきでした。

また、帰国者・接触者相談センターの聴き取りの仕方や県の発表内容に関しても納得いかない意見が出ています。
「発病日を勝手に決められた。」
「無理やり関係を作っているように感じた。」
「『外国は?対面は?2週間以内の県外は?』と聞かれ、県外に行った事を言ったが、その時には非常に気を付けていたので、自分はそこで感染したとは思っていない。でも、言う事を聞いてもらえず県外から持ち込んだとされた。」
・・・などです。県の調査にはマニュアルがあるのでしょうが、とらわれ過ぎずに対象者の話をしっかり聴くべきです。特に、クラスター班の助言の後、「かたまりを作らんがための『答えありき』の感じがした」と複数の方がおっしゃいます。

さらに、
「相関図に、知人でないのに知人だという線引きが入っていたので、保健所に、対象者双方から『知人ではない』と何度も訴えたが、なかなか直らなかった。世間に対し、相関関係図は違うよと、間違いを訴えたくても通じない。」
「殺し屋扱いで地域の社会奉仕すら出られない。話が歪曲され、なお酷い目にあったと思っている。家族は分かっていても、メンタル・我慢も限界だ。」
と、知人という間違った線一本で、誹謗中傷が増幅する事態も起きています。これは、県が記者会見でそう説明したからです。それなのに、県に間違いを訴えても黙認・黙殺するのはもってのほかだと思います。むしろ声を大にして訂正し、世間の誤解を消すよう尽力すべきです。

④ 誹謗中傷・差別を生じさせないために、聴き取りの精度や聴き取りマニュアル、情報開示の仕方の検証を求めます。

⑤ そして、県が元の情報で招いてしまった誤解は、県の責任において県民にきちんと説明し、是正すべきであるし、それができないならば、個人情報は一切出すべきではないと思いますが、知事のご所見をお聞かせください。


以上、何点か感染者側の視点で質問しましたが、他にも、「退院後、投与された薬の副作用などで診療にかかりたいけれど、病院や世間に遠慮してそれすらままならない。」など、感染後の日常生活での不安や課題を抱えておられます。

⑥ 第2波への備えのために、感染されていた方々の声を集めて検証されることを求めます。知事のご所見を伺います。

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