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一般質問R1.12⑥

次もアルファベット3文字、子宮頸がんの検査について伺います。
子宮頸がんは、子宮の入り口部分に発生する癌です。早期発見ならば比較的治療しやすいけれど、進行すると治療が難しく子宮全摘、最悪、全身に転移して死亡に至るケースもあります。全国で年間約1万1千人、県内では年間約120人が診断されています。かつては40代が多かったのですが、晩婚化と子宮頸がんの若年化によって、ピークが出産と同時期になってきています。妊娠時に発見され、「子どもか自分か」命の選択に迫られる人もおられます。

主な原因とされているのはHPV=ヒトパピローマウィルスですが、これは性交渉で感染するありふれたウィルスです。多くは自己免疫力で排除できますが、1割は病変が出現し、近年は性生活の活発化で増加傾向にあります。

この対策は、兎にも角にも早期発見で、そのために必要なのが検診です。
現在、健康診断で行われているのは「細胞診」という、子宮頸部から採取した細胞を顕微鏡で見て、癌細胞の有無を調べるものです。これは、検出率70%で、残念ながら3割は見逃してしまいます。
それを補えるのが「HPV検査」です。採取した細胞にHPVウィルスが感染しているかどうかを調べ将来を予測します。細胞診とHPV検査の両方を行うことで、検出率が99%に上がります。

さらに、細胞診、HPV検査の両方がマイナスだった場合は、現在の2年間隔の検診を3年間隔の検診に広げることができ、行政側も検診の効率化となっています。出雲市では、前がん病変の発見数が倍加し、検診コストは4割削減されました。
 現在、島根県と佐賀県が細胞診にHPV検査を加えており、特に佐賀県は無料検診をはじめ、課題のひとつであった子宮頸がん検査受診率も向上したとのことです。全国的に、導入する市町自治体も増えてきています。世界においては、細胞診検査から、細胞診&HPV検査併用法、HPV検査単独法に移行しています。

 福井では、福井大学医学部産婦人科が「子宮頸がんゼロへの取組み」としてHPV検査を広げるべく熱心に取り組んでおられます。

⑥ 少子化対策としても子宮頸がん対策は重要です。世界同様、精度の良い検査に改善するために、HPV検査を導入していくべきではないでしょうか?

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