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予算特別委員会R1.12③

災害対策に関して3点伺います。

これをご覧ください。「性被害・性暴力、DVなどが増加します」これは、熊本地震の際に、熊本市男女共同参画センター「はあもにい」が発信したチラシです。それまでに避難所などで起きた性被害、「更衣室をダンボールで作ったところ上からのぞかれた」「避難所で成人男性からキスしてと言われた」「トイレまでついてくる」「着替えをのぞかれる」「避難所で夜になると男の人が毛布に入ってくる」といった事例を紹介して気を付けるよう警告しています。

 阪神淡路大震災の時には、避難所でレイプなど性暴力が起きていても「ありえない、証拠がない、作り話だ」と言われ、実情がなかなか表に出てきませんでした。しかし、東日本大震災では民間女性団体が「東日本大震災 災害・復興時における女性と子どもへの暴力に関する調査」を行い報告書をまとめ、ようやくきちんと形になって語ることができるようになしました。その調査は、アンケート用紙900票のうち、分かっただけで東北3県を中心に82件軒の加害・被害があり、その被害者の11人が子供、3人が男性とのことです。

 国もその後災害対策基本法を改正し、避難所の生活環境整備を自治体に求め、さらに内閣府も避難所運営ガイドラインで「性犯罪防止策の検討が必要」と盛り込んでいます。

 こうしたことから、熊本では地震発災直後から、性暴力に関する警告がなされた次第です。
 しかしながらそれでも、熊本県警が把握した避難所や周辺でのわいせつ事案は、強制的な性交や盗撮など約10件に上っています。「災害時は加害者の不安定な心理状況が、弱い立場の人に暴力の形で向かいがちだ」と、専門家は対策の難しさを指摘します。

海外からは、
・日頃はレイプはほとんどが顔見知りの犯行であるが、大きな災害の後はゆきずりの犯行がいつもの300%に増える。
・児童虐待が増えた。
・DVの保護命令を申請する人が50%増えた。
・災害後は、女性への暴力が増加することを予測して、復興・防災対策の中に暴力防止を組み込んでおかなければならない。
といった報告もなされています。なかなか深刻な問題です。でも、しっかり向き合わねばなりません。
福井では、自主防災組織など地域住民による避難訓練や避難所運営訓練などが行われていますが、こうした災害時の性犯罪に関する認識や対応策はまだまだこれからです。

③ 女性への注意喚起はもちろん、避難所の運営者側に対しても、こうした性被害についての実態を知ってもらい、注意や配慮を行って頂くとともに、避難所運営のスタッフには、少なくとも女性を3割は入れるよう、各自治体に呼び掛けいただくことを要望します。ご所見を伺います。

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