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一般質問H30.9.5②

地震について伺います。
先日、千葉県習志野市で防災の調査を行いました。習志野市や浦安市では、東日本大震災の時、液状化現象が酷く、土が流れ波打ち、地盤沈下、段さなどができ、砂が噴き出す「噴砂」があちこちで起きたそうです。地面の中の土がシャッフルされるわけですから、家が傾き、地面が伸びたり縮んだり、特徴的な被害の状況でした。
ここに着目したのは、昭和23年に起きた福井地震が、巨大な『液状化現象』だからです。福井震災については、当時福井市にお勤めだった方の記録などを整理した「福井烈震誌」という、1400ページにも及ぶ福井地震の記録があります。発災直後から足を使って様々なところでの聞き取りを行った、貴重で膨大な資料です。
「6月28日17時13分ごろ、福井地方は未曽有の大地震に襲われた。『ごおっ』という不気味な振動とともに、地面は大波のようにうねり、地上の建物は一瞬のうちに倒壊、人々は地面にぶっつけられた。」
「福井市中央部では、地震直後砂煙たちのぼり、あたかも爆弾落下後のような感じがした。湧水があり、砂を噴出したところが諸所。県庁の片側、濠になっている道路の亀裂は、幅50 糎で深さは2メートルもありそうに見える。」
「和田中町では、田の泥土が、波高一尺程度の泥津波となって襲来。」
「酒生村 足羽川堤防落差約1m、長さ4メートル沈下。田には湧水や噴砂があり稲苗は泥砂をかむったところもある。この村から東郷村を望んでいた人の話によると、一列に並んだ家が端からひとつずつ潰れるのを目撃したそうである。」
「河合村 地震前、多量に湧出していた井戸は、地震発生と共に多量の土砂を噴出した」
「森田町 地割れの大きいもんでは、幅1メートル以上のモノが認められた」
「烈震誌」には、噴砂、地面の波うちなど、液状化現象の特徴が随所に記載されています。福井平野は沖積平野、河の堆積物でできた軟弱地盤で、岩盤まで当時踏査したところは100から400メートル以上とのこと、液状化現象対策が必要です。災害は、忘れたころにやってくる。
千葉の被害状況は
「昭和の埋め立て地の被害が特に多い」
「下水のパイプの継ぎ目が外れ、汚水が港や川に流れて匂った。設簡易処理施設で4か月間消毒した」
「マンホール浮き上がり 下水道管の継ぎ目から噴砂侵入、下水道使用不可でトイレが使えなかった」
「幹線道路の路盤は厚いが、裏道の薄いところに被害が多かった。損傷部分だけではなく全体的にやり直しで長期化した」
「国の被災者生活再建支援制度は液状化現象には適用しにくい」
とのこと。

これらを教訓に、「もし現代の福井で地震・液状化現象が起きたら」と考え、備えるべきです。
⑥ 液状化現象に対して研究・啓発するとともに、千葉での取り組みを参考に、少なくとも、下水管や上水管などの継ぎ目を耐震ゴムにする取り組みを促進すべきではないか伺います。

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