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一般質問H30.6.27①

細川かをりです。
子どもの虐待に関して伺います。
東京都目黒区で5歳の船戸結愛ちゃんが、父親からの暴力で死亡しました。残されたノートには「もうおねがい、ゆるして、ゆるしてください おねがいします」と綴られ、この事件はマスコミによって多くの人々の知る所となりました。
結愛ちゃんは、香川県にいた際、虐待の疑いで二度も一時保護され、父親が二度も書類送検されていました。その後一家は東京に引っ越し、都の児相には香川から「虐待の危険性が高い家庭」と伝えられていましたが、児相が家庭訪問しても母親から面会拒否され、そのままにし、殺されました。もしこれが機動力ある警察官であったら、家庭訪問で「お子さんを見せてください。」と確認し、ガリガリにやせていたら「食事与えず」ということで保護することができたのにと思うと残念でなりません。
親の面会・調査拒否は危機的状況です。イギリスならそれだけで子供を保護するところですが、日本では児相がその先に踏み込むことがなかなかできないまま、みすみす虐待死に至ってしまうケースが後を絶ちません。児相が知りつつ虐待死した子供は10年で150名に上るそうですし、日本小児学会は年間350人の子供が虐待死している可能性を述べています。
また警察官とて、近所からの通報で家庭訪問しても、そこが「虐待家庭の疑いあり」と知らなければ、「夫婦げんかでした。すみません。」とごまかされます。実際その5日後に子供が虐待死した事案もある。情報がなければそうなります。現在、警察から児相に対しては全件情報提供しますが、児相から警察への情報提供は、一部に留まっています。
虐待防止に取り組むNPO法人の代表で、元警察官僚の後藤啓二弁護士は「児相が案件を抱え込まず警察と情報共有し、連携して家庭訪問していれば、結愛ちゃんの命を救うことができた。関係機関と情報共有もせず案件を抱え込む姿勢自体が致命的な間違いだ。」と力説しておられます。
虐待の問題は決してよそ事ではなく、福井でも、児相の虐待相談の受付件数は一昨年度で510件、いつ重大事件が起こっても不思議ではない数で、起こってからでは遅いです。
① 児童虐待に関しては、児童相談所と警察の全件情報共有を行うべきと考えますが、知事のご判断を伺います。
ちなみに高知県や茨城県では、すでに警察と全件情報共有し、連携して活動しています。先日には、愛知県、埼玉県、岐阜県が全件情報共有を表明、大阪府でも近々実現する見込みと伺っています。
念のため、高知の児相の方に全件情報共有によって相談件数が減っていないか伺いましたが、第3者からの通報が多いのでその影響はないとのことでした。だったら、子供の命が第一、虐待の全件情報共有を求めます。

さて、児童相談所に関し、幾度となく議会から相談体制強化が求められ、国も児童福祉法改正で「体制強化を」と示されました。本県でも児童福祉司と児童心理司が増員されてはいますが、国の基準では平成31年度までに更に増員が必要となります。
② 来年度までに、国の配置基準に到達できるのか伺います。また合わせまして、総合福祉相談所と敦賀児童相談所の建物の築年数と、老朽化したこれら建物を改築するおつもりはないのか、知事に伺います。

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