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一般質問H30.2.28⑤

さて将来を考える際にもう一つ難しいポイントがあります。信じられない勢いで世界を席巻している第4次産業革命です。キーワードは人工知能=AI、ロボット、モノのインターネット=IOTです。
今の小中学生が大人になってバリバリ働く2045年ごろには、「コンピューターが人間の知能を越え、人工知能が人に代わって仕事をするようになる。その結果、多くの人が職を失う。」という2045年問題がささやかれています。野村総研は「今ある仕事の半分はAIによって代替が可能」とレポートしています。

先日東京銀座のある洋服店で買い物をしたところ、清算はすべて自動=セルフレジ、扉を開けて、ボックスの中に買ったものをすべて放り込み、ボタンを押せば一発で合計金額が示され機械に支払います。こうしたセルフレジは、福井のスーパーマーケットでも見かけるようになってきました。アメリカでは高性能の会計ソフトが登場し、多くの会計士が失業しています。
第4次産業革命で、人間が失う職業な何か、新たに生み出される職業は何か、人間にしかできない仕事は何か・・・未来の予測が難しくなり、教育の在り方も新たな事態に直面していることは明らかです。

⑧ 県では職業系高校の再編を順次行ってきていますが、学科編成などでこうした社会の変化をどう考慮され工夫されているのか、伺います。

 
文部科学省は、将来をにらんだ教育の在り様を議論し、「2030年の社会と子供たちの未来」「これからの時代に求められる資質・能力」などの論点整理を行い、それを踏まえて、学習指導要領を新しく改訂実施します。
幼稚園はこの春から全面実施、小中学校は移行期間に入り、小学校は平成32年度、中学校は33年度、高校は34年度、全面実施となります。

「予測できない未来に対しては、社会の変化に受け身ではなく、自らがよりよい社会と幸福な人生を創り出していくことが重要」、「そのためには、解き方があらかじめ定まった問題を解く力を育むだけでは不十分」、「子どもたちが主体的に学ぶことが重要だ」として、『アクティブラーニング』=「主体的学びを喚起する不断の授業の改善」という新しい手法を取り入れます。
 さらに、AI・IOTとの付き合いが必須となる将来を見据えて、小学校段階からの「プログラミング教育」もスタートしようとしています。
 
学校現場では指導要領改訂に伴うカリキュラムやシラバスの書き換えなどで、いっぱいいっぱいだろうし、プログラミング学習もアクティブラーニングも新しい学習内容・学習方法ですので、その中身を充実させるために、先生方は急いで勉強しなければならないわけです。なんて大変なんだろう、先生方は大丈夫なんだろうかと危惧します。

⑨ 学校現場の、新指導要領への準備状況を伺うとともに、県は、本県独自の教育とか先駆けた取り組みとか言う付加的な仕事を現場に与えられる状況にはないと認識すべきです。所見を伺います。

今改定は、第4次産業革命をにらんだ国の考える「いま日本に必要な教育」です。
福井でも乗り遅れることないよう祈っています。

インクルーシブ教育について伺います。
県はインクルーシブ教育に関し、「障害のある生徒とない子がともに学ぶインクルーシブ教育システムの構築を推進する」とのお考えです。今年は障碍者スポーツ大会も実施されますので、理解を深める絶好のチャンスです。

この推進を行政機関が主体となって行うべき大きなポイントは、多様な子どもが共に学ぶための基礎的な環境整備です。県では非常勤講師配置など、ソフト面でのサポートを行っておられますが、ハード面の支援も大事です。
たとえば、肢体不自由がある車いすの子どもに対し、スロープやエレベーターを設置するバリアフリー化が有効です。

⑩ 県としての補助制度を設けたり、県が設備を持って貸与したり、県・市町で設備の貸し借りを調整したりしてはいかがでしょうか。現在、県立学校間では階段などの貸し借りを行っていますが、設備数の余裕はほぼないとのことですので、ストックをふやすことも必要です。県のご所見を伺います。

以上で私からの質問・提言を終わります。

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