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一般質問H29.12.6③

福井はどうか・・・現段階では、池田町の事件を受けて、校長会を招集し、有識者の講話を行うとともに、文部科学省が以前から各校に配布している「自殺予防の手引き」を現場で活かすよう指示をしたと聞いています。具体的なところは学校任せというところでしょうか。現場からは「すべては上から降ってくる」という怨嗟が聞こえます。
私は、「池田町で考えろ」「現場でなんとかしろ」という指示だけではなく、県教委自らが考え、具体的手立てを講じることが現場支援だと考えますので、いくつか掘り下げて伺います。


まず事案の第一の原因に「教員の不十分な生徒理解と不適切な指導」があげられ、過度な叱責がクローズアップされています。教師の「生徒理解・児童理解・生徒指導」の力量は重要です。生徒のやる気を引き出したり、落ち込んでいるときに手を差し伸べたり、生徒一人一人の個性を見極め、適切な指導をタイミングよく行うことで、生徒は「先生は自分を分かってくれている」と自己存在感や自己肯定感を醸成させます。今回、現場の生徒理解や生徒指導力が不十分と指摘を受けた以上、その能力向上策が必要です。

④ 県教委として、教師の生徒理解や生徒指導の力量を高めるために、今後どのような支援をされるのかお聞かせください。

ちなみに京都市の場合、こうした「生徒指導ハンドブック」を先生方に配布しておられます。中身は、生徒指導の心得から具体的スキル、コツなど京都の先生方の知恵が集積されたハウトゥー本です。昭和の時代から積み重ねて作っているそうで、読むと中身の凄さに驚きます。現場で役立つことばかりです。迷ったらこれを見ればいい。
常任委員会調査で、井ノ部議員が「教員の指導姿勢について、マニュアル的なものはないのか」と質問されましたが、まさにこれです。京都市ではこのハンドブックのみならず、お手元の資料のように、さまざまなマニュアルや事例集を作成し、現場を支援されています。

さて、第三者委員会の調査報告書を読んで、「他の先生方は何してたんやろ?」と強い疑問を感じましたので、チーム学校について伺います。

まず人材育成です。
現場の教員には様々な個性があり、得意・不得意もあります。強い叱咤激励で生徒を統率する先生はスポーツ大会などで良い成績を残すのが得意ですが、運動苦手な生徒からは苦手とされがちです。逆に、優しく穏やかな先生は気の弱い生徒でも話しかけやすく安心感を与えられる反面、勝ち負けのある大会で跳びぬけた成績を生み出すのは苦手です。

そうした教員の個々の特徴を捉え、「それはやり過ぎ」とか「もうちょっとしっかり叱った方がいい」、「あの子落ち込んでいるから気を付けね」、「うまいこと指導したね」などと適切なアドバイスをして、後輩を伸ばしてくれる先輩が、どの学校にも一人や二人おられると思っていました。しかし池中では、過度な叱責が繰り返されていたのですから、内部での指導力育成がうまくいっていなかったわけです。

⑤ 今、教員の大量退職時代を迎え、あと何年かで平均年齢も大きく下がります。ゲーム世代の若い先生が増え、指導力・人間力ダウンも危惧されるところですが、今後の人材育成についてどのようにお考えか伺います。

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