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再稼働反対の討論①

細川かをりです。発議第34号に反対します。
本意見書案は、原発の安全・安心を求め、「国が一元的に責任を果たすことが必須であること」をはじめ、求めている具体的事項一つひとつの内容は妥当だと思います。しかしながら「再稼働に当たっては」との記述が、再稼働容認ともとらえられます。現在まだ基準地震動に関して大阪地裁で係争中であり、昨日も被告側のデータ改ざんが批判されたところです。裁判の行方を見守り、基準地震動の妥当性や事業者の姿勢に注視しなければならない中、再稼働容認を匂わせる記述は省くべきです。
また、安全安心確保のため求める事項に、次の2点が欠けています。
一つ目は、新規制基準についてです。
2013年に施行された新規制基準は、「福島事故は津波により電源が使用できなくなり、原子炉を冷却する機能を喪失、その結果、炉心損傷などのシビアアクシデントが起こった。」という、当時の知見に基づき、「津波対策」や「電源の多重化」などの強化が求められたもので、大飯のその対策は先日の大飯の視察で確認させていただきました。
しかしながら昨年、日本原子力学会で「3月11日に事故を起こした原子炉に対し、3月23日までの間、消防車による外部からの注水が、ほとんど炉心に入っていなかった。」と報告され、衝撃を呼びました。バイパスフローつまり、注水ルートの抜け道があったとのことです。
先週、NHKスペシャル「メルトダウン」取材班からその追跡調査レポートが出版され、ネット上で話題となっていますが、大飯原発の安全性を求めるならば、「注水の抜け道」の原因や対処の説明が必要です。
事故の原因は今も未解明なことが多くあります。新事実が出てきたら、素早くそのことに対応した規制が追加されるべきであり、そうした姿勢を国に求めるべきです。2013年段階の知見のままで物事が進んでは、また失敗を繰り返すと憂えます。

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