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一般質問H29.6.29⑤

同様に、県内では様々な社会に役立つ機能性を持った製品や資材が出てきています。
たとえば、漆喰と和紙や繊維のコラボレーションです。
漆喰は、日本で豊富にある鉱物資源「消石灰」を主原料としています。消石灰はやはり強アルカリ性で、強力な抗菌性、防かび効果、消臭効果、調湿・耐結露、有害物吸着といった様々な効果があり、昔から日本の土蔵には漆喰が使われてきました。内装材として使うと、その部屋の空気が淀みません。さらに特筆すべきは抗ウィルス性です。消石灰は、鳥インフルエンザにかかった恐れのある鳥や地面の殺菌消毒財として使われます。ウィルスの飛沫を強アルカリにして、中のウィルスを死滅させるのです。ですから、診療所やケアセンター、災害時の仮設住宅などでノロやインフルエンザなどウィルスの蔓延防止に効果を発揮します。昔の人たちは、経験でそういったことが分かっていたのかと思うと驚きです。

この日本古来の自然素材の「漆喰」が、近年塗料化され、さらにこの度、越前和紙にこの漆喰塗料を染み込ませた漆喰ペーパーが開発されました。これを活用し、漆喰の機能を有した壁紙などの建築資材として製品化されれば、漆喰の機能を日常生活で活かせます。何より、越前和紙産地の光明になると期待を寄せています。
他にも、柔らかい和紙にしみこませて消臭や防カビ効果のある包み紙にしたり、繊維にしみこませてタペストリーにしたり、漆喰と県産品のコラボレーション展開は広がりを期待できます。
これも、先ほどのピロ―ル農法同様、機能性の高さを誇れるものですが、やはり第三者の確認があるといいなと思います。


⑦こうした県内の優れた素材・製品はまだまだたくさんあると思いますが、それらの機能性を客観的に提示できるよう、第三者機関として県が裏付け調査してはいかがか伺います。


一昨年、産業常任委員会で沖縄の工業技術センターへ視察に行きましたが、そこでは食品の分析ができたり、検査機器を広く開放したりしておりました。なるほど、沖縄のお土産・物産店へ行くと、商品の説明ポップには健康や美容にいい成分が含まれているといったことがちゃんと書かれています。
県内でも、様々な県の商品・製品が「健康」や「美容」などを謳っており、いずれも誇れるもので、ぜひ多くの人に購入いただきたいと願っています。ただ、沖縄の販促PRと比較すると、その「健康」なら「健康に何故いいのか」といった具体的裏付けが弱いと感じています。
たとえば「健康美食」のメニューは、ただ野菜や魚を食材に使っているということでは納得し辛く、「全体で何カロリー」とか「ビタミンCたっぷり」といった踏み込んだ表示が欲しいところです。
県内の実績ある小売店のバイヤーの方に伺うと、「食べ物だったら美味しいのは当たり前であり、『健康・美味しい』はもう聞きたくない」「お客様にとってどんなメリットがあるか、特に主婦の気持ちになってキャッチコピーを書くことがポイント」と教えてくださいます。
買い物をするときのキャッチコピーは大事です。その説得力次第で購入判断が分かれます。

⑧そこで、県内の優れた食品の魅力を、広くアピールするため、県内研究機関が食品の栄養成分分析などを積極的に支援してはいかがでしょうか。

⑨また、先ほどご紹介したピロール資材や漆喰ペーパーなど、特に高機能で社会に役立つものを県として「認証」する制度を設けてはいかがでしょうか。ご所見を伺います。

すでに機能性を謳う製品には、様々な認証マークがついていたりします。中には本当に信頼できる第3者の認証なのか、自分にとって都合のいい身内機関の認証なのか、怪しげな認証もあります。消費者側からすれば、どんな認証でもついていればいいというものでもありません。ですから、特に県内で頑張って本当にいいものを作ったところがあったら、公的機関が検査データを確認し認証マークを与えてくだされば、消費者も安心でき、力強い後押しになると思います。

以上、質問を終わります。

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