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一般質問H28.9②

次に、同じく鞍谷川の支流、月尾地区を流れる月尾川について伺います。
この流域は、平成24年の越前市東部集中豪雨でも被災したエリアです。
福井豪雨からたった8年でまた災害が起こったので、住民は未だ大雨のたびに不安に駆られます。

越前市東部集中豪雨では、砂防堰堤のおかげで土砂災害は少なかったものの、川の蛇行により堤防が切れ、川が氾濫しました。これは、中流部の蛇行による氾濫で、家屋浸水が起きた所です。赤い矢印の方向に水があふれました。
これらは、福井豪雨の時と全く同じところでの氾濫です。

10年経たずして二度の浸水被害に遭われた被災者の方々は、もう集落を出ようかと相当悩んだそうです。その後ご自身で頑丈な塀をったお宅もありますが、塀のないお宅に被害が集中するかもしれません。自助努力にも限界があります。残念ながら、砂防堰堤で蛇行による氾濫は防げません。ですから、今も月尾地区の住民は月尾川の抜本対策を強く望んでいます。

この川の厄介なところは、下流 約3㎞が一級河川で県管理、上流は県管理の砂防指定ですが普通河川 約5㎞が市の管理である点です。以前県は、「豪雨の後、県が護岸と河床の工事を行い、越前市が100m、600mと浚渫した」とお答えでしたが、護岸は原型復帰でしかなく、浚渫は流域の1割にも満たない距離です。住民の不安は小さくなるどころか、現状の月尾川はこの通りです。不安はむしろ増大しています。

堤防高さに安全裕度は見込まれていない脆弱な川だと聞いていますし、河川は草で埋め尽くされています。このままでは大雨でまた堤防後ろの土羽が削られて氾濫・・・その繰り返しでしょう。
県は「越前市から主体的に相談を持ちかけられた場合には、県としても対応する。」とおっしゃるし、越前市は「河川のことなので、県に方針を示してもらいたい。市は協力する。」とおっしゃいます。
市も県も主体的に取り組もうとしないので抜本対策は進展せず、住民は不信感を募らせております。
治水対策は、「上流下流のバランスや、総合的な治水も含めていろいろなことを計画的に考え、検討していく必要がある」とのことですから、普通河川であっても、市単独では方針を打ち出せません。県にはぜひとも安全対策の方針を打ち出し、市と積極的・発展的な話し合いをしていただきたいと願います。

②県の、月尾川の治水に関する現状認識をお伺いするとともに、今後の方針をお聞かせください。

以上、今立エリアの現状について述べてまいりましたが、中山間地域では、福井豪雨災害は、まだ過去の話ではありません。

③知事は「福井豪雨に関連する河川事業はすべて実行した」とおっしゃっておられましたが、あらためて、福井豪雨災害で被害のあった県内の流域が、上流部まで安全対策がいきわたっているのか、その評価とご認識をお聞かせください。

行政が費用対効果を言い出してから、中山間地域は人口が少ないので施策の優先順位が上がりにくくなりました。まさに条件不利地域です。安全対策をあきらめざるを得ない場合、住民は「我々の命はいくらなのか」とやるせなさを感じます。

河川の安全対策は命にかかわることですから、上流部まで切れ目ない対策を切望します。

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