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一般質問H28.9③

さて災害は、起きてしまうとその復旧復興に多大な予算と時間を要します。
例えば、阪神淡路大震災が起きた神戸市長田区では、全国有数の区画整理を行ったり再開発ビルを建てたりしたものの、未だ人口は戻っていません。13万数千人だったものが9万9千人、約20年で7割です。 

震災当時、兵庫県は国から復興予算について、「復旧まではいいが復興はいけない、焼け太りはいけない」と言われたそうです。でも、「前と同じにするのではいい復興ではない」と、借金をして復興、それは「兵庫県がひっくり返るのではないか。」というほどの多大な額だったので、現在の公債費にも影響しているそうです。
また、東日本大震災の被災地、南三陸町の佐藤町長によると、港の復旧において担い手のいない漁港をこの際集約しようとしたけれど、原型復旧が基本と言われ、結局できなかったとのことです。ナンセンスな話です。

水害は特に、100年に一度、200年に一度と言われるような豪雨が増加していますから、復旧の際にはそれを見越して改良復旧を図るべきです。原型復旧では、同様の雨が降れば同様の場所で同様の災害が起きます。先にも述べましたが、月尾地区で再度災害が起きた場所は、福井豪雨後、原型復旧だったので氾濫を繰り返しました。残念ながら2度目も原型復旧ですから、今後も氾濫の恐れありです。予算的にも不合理です。

④災害復旧は原型復旧だけでなく、気候変動に対応した改良復旧を積極的に行うべきと考えますが、知事のご所見をお聞かせください。


さて近年、ウォーターフロントの利活用が叫ばれ、規制が緩和されています。
ウォーターフロントは特別な空間です。「水辺に独特の美しい景色」と「水面の大きな広がり、眺望」などが、市民にうるおい・やすらぎを与えます。とりわけ都市部のウォーターフロントは貴重な空間で、快適な生活や都市再生など様々な可能性を秘めた都市開発のニューフロンティアです。
全国の、河川空間のオープン化事例を見ますと、北海道ではアイヌの食文化の素材となる野菜を栽培し伝統文化発信に利用、埼玉県では『浸水テラス』というにぎわい空間を県の水辺再生事業で整備、新潟県では防災公園に道の駅機能を加え「人・モノ・情報の交流拠点」として位置づけ、大阪では2009年の「水都おおさか2009」を契機に、様々な河川で、水上劇場、バラ園、水回廊、海の駅など、水辺空間の活用に乗り出し、今も発展・継続中です。
私は昨年、広島の平和公園近く、宮島に向かう船着場で、おしゃれなオープンカフェを利用しました。粋な空間だと印象深かったです。

本県でも、市街地付近の河原を利用した民間のイベントが人気を博し、先進事例として全国に紹介されたりしております。またかねてより、河原を畑にして常態的に利用しておられる方も見受けられます。河原を使いやすく整えることで、県民活動の場所や活動選択肢を広げることが期待できます。
民間の河川活用の機運を、水辺再整備やさらなる空間利活用へと発展させてほしいものです。

⑤県の、河川空間オープン化に関するお考えを伺います。

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