« 一般質問H28.6② | メイン | 予特H28.6⑤ »

一般質問H28.6①

細川かをりです。

初めに、4月の熊本地震で犠牲になられた方々に哀悼の意を捧げますとともに、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 「正常化の偏見」という言葉があります。「目の前に危険が迫ってくるまでその危険を認めようとしない」「自分にとって都合の悪い情報を無視し、過小評価してしまう」といった人間心理を表す災害心理学用語です。
 「大したことにはならないはず」「自分だけは大丈夫」と根拠のない思い込みにとらわれ、結局いざという時に対処できません。防災を考える上で戒めねばならない心理現象です。
 今回の熊本地震も、我が身の教訓としていくことが大事です。

熊本では、余震が怖くて家の中で眠れないと、多くの方々が車中泊されました。私も熊本に行った際、宿泊場所が混んでいたので一晩車で寝ましたが、クッションが効いていて熟睡できました。翌日は、室内で寝たのですが、他人と同室で気を使ったり寝袋を使っていても畳の硬さが気になったりして、かえって眠りにくく感じました。
現状、どこの自治体も避難所の収容人数は限られていますし、被災者にとって車中泊が選択肢の一つになっていることは事実です。ですから地域防災計画の中で、車中泊に対するエコノミークラス症候群の予防や、公共施設などの水道・トイレの開放など、あらかじめ対応策を盛り込んでおくべきだと思います。

また、平成16年の福井豪雨災害の直後、私どもに障害者団体から防災の研修依頼がありました。東日本大震災の後も県立の特別支援学校から、今回も特別支援学校のPTAの方々から、「災害時、障害のある場合どうなるのか、どうしたらいいのか」というテーマをいただいています。他所での被災状況を見た障害のある方々やご家族の不安が大きいことの表れです。
地域防災計画には、要配慮者応急対策計画が策定されており、施設入所者に関しては先日伺いましたが、居宅の場合の説明はありませんでした。
計画では県健康福祉センターなどを拠点とし、避難所・居宅へ相談員を巡回させたり、要配慮者の生活状況の確認、健康・生活相談をしたりするとされていますが、誰が誰をどのように手配し、どのくらい手間がかかるものか、机上でのシミュレーションを、実行に移しての課題検証が必要です。地域での避難所運営においても同様、さらに心のケアまで含めれば、検証すべきことは沢山あります。

① 知事も「車中避難者や高齢者への配慮」を課題とあげておられましたので、速やかに地域防災計画の検証・見直しや、地域における居宅要配慮者対策を含む訓練を行うべきです。知事はいかがお考えでしょうか。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hosokawakawori.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/552