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一般質問H27.2⑦

さて、ブルーノ・タウトが「清浄な国土の汚点」として敦賀で怪訝と幻滅を感じたものがあります。それは「埠頭の洋風建築物」でした。私は敦賀港のエキゾチックな雰囲気が好きですので意外だったのですが、タウトの目には「これはおそらく今後何十年かニッポンが、そのために戦い続けねばならぬであろう大きな問題の最初の示唆」だと捉えられています。
それは、日本がヨーロッパの帝国主義を追いかけようとしていること、軍国主義に向かっていることを感じとり、善良な暮らしの平和を脅かすものの象徴として、洋風建築物に「怪訝と幻滅」を感じたのであろうと思うのですが、皆様はどうお感じになるでしょう。

さて、タウトが感じた「怪訝」を、この頃私も感じることがあります。
まずひとつはこの度の教育制度改革です。これは、「教育長と教育委員長を一本化し、責任者を明確にする」という趣旨で行われるものです。
その趣旨は理解するところなのですが、「教育長は首長が任命」「教育の根本的な方針を定めた『大綱』を首長が策定する」「重要事項は首長を交えた総合教育会議で決定する」という点で引っかかりを感じます。

この改正は、国の法改正を受けてのことですから如何ともしがたいのですが、これによって教育に関する首長権限が強化されるのは明らかです。
「教育は権力・政治から独立したものであるべき」と、かつて教育委員は公選制でした。それを思うと様変わりです。
学校現場の実情や教育の本質的課題などをどこまで勘案していただけるのか、あるいは、教育に関し偏った考えを持った首長が出てきたらどうなるのか、思想教育につながらないのか、心配は尽きません。

⑩ 先日の代表質問で知事は「これまでと変わりはない」とおっしゃいましたが、将来的に問題はないのか、制度としては今改正をどう評価されているのか、知事の御所見をお聞かせください。

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