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9月一般質問2

さて、避難に関し伺います。今回の水害で、保育所や幼稚園、さらには指定避難所である小学校までも被災しています。では、園舎が床上浸水した粟田部保育所の様子をご紹介します。

7月20日 午後2時 大雨が降り出す
2時50分 鞍谷川の水位が急激に上がっていることを園長が確認。
市児童福祉課に報告。県のホームページを教えられたがどこを見ればいいのかわからず、アドレスを伝えてもらうことにする。
3時 5分  水位確認。急増。
15分  水位確認。みるみる増えている。
      避難準備を職員に周知。保護者から電話が何件もかかる。
22分  市に河川の状況と避難の必要性を連絡。
26分  市より県ホームページのアドレスを伝えられる。避難判断となっていた。役員・消防からも避難要請が来る。
園長が避難命令。
30分  避難開始。0歳1歳児はバスで、2歳以上は徒歩で避難。玄関で待機中に玄関前に水が流れ込み、みるみる水かさが増していった。玄関から道路まで、職員が抱えて連れて行く。
45分  園児108名、職員21名、花きょう小学校2階図書室に全員避難完了。保護者に電話連絡。
50分  状況説明とお迎えの対応。
この後、グループ法人から応援が入り、6時に帰宅完了。      

園長先生の感想です。
「福井豪雨の時は保育園が休みでしたが、今回の水害は保育中のことで、私たち職員は園児を守ることで頭がいっぱいでした。避難前に、保護者向け一斉メールを送信して状況を伝える方法もありますが、そのゆとりがない状況でした。小学校に到着後、保護者に連絡してお迎えをお願いしたのですが、花きょう小学校近辺も浸水し、車が大変混雑しました。地区の方々には、誘導に手を取らせてしまったことを申し訳なく思います。
小学校で被害が落ち着くまで保育するとなると、ミルクを飲む園児やオムツをしている子もいるのですが、身一つで避難しますので、今後は避難所にそういった準備が必要となります。緊急時には、子供を見る大人の手が特に必要です。避難所はパニックになっており、人手(ひとで)が必要(ひつよう)でした。」
この園長先生のお話からは、これまでの防災体制を、さらに見直すべき点が多々読み取れます。

④ 避難につながる気象や水位の情報は、県が掴むところからスタートします。これが確実に現場に届き、安全な住民避難に繋がらなければならないのですが、これまでの仕組みが、今回のような「ごく短時間」でも有効かどうか、まずは関係者で詰めなおすべきと考えますが、所見をお伺いします。


中でも、気象情報や水位情報が重要ですが、局所的かつ急激に発達する積乱雲の発生予測は困難で、頼りは水位実測や現場確認となります。しかし関係者が現場確認しようにも、冠水で通行不能、担当者がたどり着けず、間に合わない現状がありました。

⑤ それならば、雨量計をきめ細かに配置する必要があります。今回のような局所的なゲリラ豪雨は頻発が予想されます。これまでの常識ではなく、もっときめ細かく配慮が必要だと思いますが、御所見を伺います。

避難所に関して、熱心に防災活動を行っている地域では実効性のある場所へと見直し始めています。現実を考えれば考えるほどに、小学校だけではなく、民間施設や地区集会場が対象に検討されます。しかし、そういった施設はバリアフリーになっていなかったり、水回りが不備であったりして、高齢者や幼児を抱える親御さんには使用困難な場合が多く、苦慮しています。

⑥ そこで、実効性ある避難所指定促進のために、施設・設備の補助制度を確立すべきと考えますが、所見を伺います。

⑦ さらに、住民・市町・県の責務や役割を明示した「災害時の避難所生活機能の保持に関する条例」を策定し、避難所の見直しを県下で促進すべきと考えます。適切な避難所で、高齢者や乳幼児、子育て中の母親、障害のある方々など、住民が中長期にわたって避難生活を送ることができるような環境整備を進めるべきです。
考えをお聞かせください。

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