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9月一般質問3

次に、教育に関して質問します。

私は、教育の仕事に長く関わっていました。仕事は多忙ですが、子供たちの成長現場に寄り添う喜びや、一人前の社会人としての自立を願う気持ちが、私のみならず、多くの教員の励みであり支えとなってきたと思います。
また最も辛く悲しいのは、若者の葬儀に参列するときです。
ご家族のショックや嘆き悲しみは計り知れず、なにより若くして命を絶つ本人の無念さを思おうと胸が張り裂けそうになります。それは時に病気であったり、事故であったりしますが、原因が自殺と聞くとやりきれなくなります。

これは、県担当課から伺った近年10年余りの、県内若者の自殺数のデータです。

黄色が未成年者、青色が20代の若者です。昨年は未成年3名を含む21名、。平成21年には31名にも上っています。ばらつきはあるものの、増加傾向を示しています。
こちらは人口動態です。

国勢調査のあった年のデータなのでとんではいますが、未成年者と20代若者の県内人口は、10年余りのあいだに4分の3ほどに減っています。
人口はかなり減っているのに、自殺者数は増えています。10万人当たりの数に直しますとこうなります。

サンプル数が少ないので、結果がやや極端な表れ方かもしれませんが、たった10年余りの間にも、自殺率が増加していることは事実です。
こちらは全国データです。

人口の減り方は、福井県と同様で、

自殺者数はほぼ横ばいです。
全国と比較しても、福井の若者の自殺率増加は問題です。
学生や社会に出たての若者が、自ら命を絶たなければならない理由は、一体何なのでしょうか。
 
私の知っている県内のケースでは、「小学校からの不登校で、学校籍を離れてからは引きこもり、社会から孤立、成人後、ある日命を絶った」とか、中高生の突然の自殺で、ご家族には全く原因がわからないとか、聞いています。学校原因がないとは言い切れないでしょう。
警視庁データでは、就職活動の失敗を苦に自殺した10代20代の若者も急増しています。それに関しネット上では、「ゆとり教育で挫折を経験しないまま社会に出るからだ」とか、「子離れしない親の甘やかした養育態度が挫折感を増大させる」とか、「日本は一度レールから外れたらやり直しがなかなか利かない社会で、新卒でブラック会社に就職したら、それで人生が終わってしまう」などと、様々な原因が囁かれています。教育にも、親にも、社会にも、見直す点があるということです。

⑧若者の自殺率の増加の背景には、家庭や社会も含めた今の教育のあり方が大きく関係していると思います。教育方針を考える際には、学校の成績だけでなく、人間形成の面が重視されなければならないと考えます。先ほど述べたような県内の若者の現状と本県教育の課題についてどのように認識されているのか、知事に伺います。

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