« 2011年12月 | メイン | 2012年02月 »

2012年01月24日

大飯原発

国内原発50基が停止となります。あと4基しか稼働していませんから、再稼働に向けての各種手続きが進むのは理解できます。
・・・が、「やることやって」くださいませ。

今回の原発事故で、最大の教訓は「自然を甘く見ない」ことです。
9月議会で、若狭湾の活断層に関して意見を述べました。
おおいの原発は、新しく、出力が大きいということで、再稼働候補のNO1なんでしょうね。
ストレステスト結果、想定の1.8倍の揺れまで耐えられる・・・という原子力安全・保安院の評価です。
それにIAEAのお墨付きを得たいって!?
IAEAは、誰が作った資料で誰の説明をもとに、判断するのでしょうねえ。茶番でなければいいのですが・・・。

だいいち、そもそも「想定」が甘いんだから、問題外です。
断層を「FOーA」「FOーB」断層の連続性までしか考えられていません。
最大限「熊川断層」まで考慮して想定値を上げてしかるべき。
「700ガルの1.8倍まで耐えられる」ってことは、「1300ガルまでしか耐えられない」ってことです。
柏崎刈羽原発の事例を、9月県会一般質問で述べました。
*************************************************
平成16年の中越沖地震は、刈羽原発から北へ約9キロ離れた海底活断層が震源でした。長さは当初7キロと見積もられていましたが、実際にはその5倍以上の36kmでした。震源断層まで9キロ離れているにも関わらず、それが実は原発地下まで伸びており、2000ガルを超えるキラーパワーが発生しました。当時の甘利経済産業相は、「建設時、断層が過小評価だった」と認めています。
震源領域の活断層に関して、様々な観測を述べられています。議論が分かれるなら、危険性の高い方に見積もるべきです。危機管理は、最悪を想定して備えるものだからです。過少評価をしておいて、あとで「想定外」なんて、福井では言わせないでいただきたい。
http://www.hosokawakawori.com/archives/2011/09/
*************************************************
これが事業所にも原子力安全・保安院にも届かなかったのであれば、再度述べなくてはなりません。

「やれやれ・・・」といしか言いようがありません。
ま、興味は「IAEAのお手並み拝見」ってところでしょうか。

2012年01月23日

日本スポーツ賞

ちょっと前の映像ですが・・・
日本スポーツ賞の表彰式後にあったパーティー会場で会えたスター選手!

なでしこ2.jpg
女子サッカー「なでしこジャパン」の丸山かりな選手

佐々木監督2.jpg
同じく、「なでしこジャパン」の佐々木監督

室伏広治2.jpg
すら~~~っとして、超かっこよかった室伏選手

内村航平2.jpg
体操の内村航平選手

イチョウ香2.jpg
レスリングの伊調 馨選手

室伏選手は周りの空気も変わるほど、別世界の人みたいに素敵でした。
他の選手は、「普通」の空気。
・・・つまり、私たちと「同じ人間」であり、その人たちがそれぞれの種目で快挙を成し遂げたということは、真面目な努力を積んだということだと思いました。
「特別な人」として生まれてきたのではなくて、与えられた時間を練習に費やし、自己研鑽に励んだということで頂点に達したのだという、・・・本当に心より敬意を表します。

2012年01月12日

原発原則「40年」

原発の寿命を運転開始から40年とする政府の原子炉等規制法改正案について、新聞の社説等での評価がずいぶん割れています。

福井新聞 「原発寿命「40年」 これは腰を据えた政策か」
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/32453.html
東京新聞 「原発の寿命 40年可の保証にするな」 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012011102000053.html

例外規定への懸念は多い・・・ 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/photo/news/20120107k0000m040070000c.html

島根県の溝口善兵衛知事は、「今までにない考え方で一定の進展があった」と評価し:産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120112/smn12011202100001-n1.htm

西川知事は・・・?
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012011101001261.html
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/32469.html
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/32394.html

報道は、書き手の思惑でニュアンスが変わります。だから、同じニュースでも、記事の読み比べをして違いを捉え、その上で判断すべき・・・・と、「メディアリテラシー(情報の基礎)」の教育で、教えています。
情報は、すぐに鵜呑みにせず、多方面から調べて捉えるべきですが、こと原発に関しては、特に興味深い「差」があります・・・ね!

2012年01月02日

新年

明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

また昨年は、選挙などでご心配やご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫びと御礼申し上げます。
お陰様で、県会で活動させていただいています。
皆様方のご負託に応えられるよう、本年も全力で頑張ります。
今後とも、ご支援・ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2011年は、本当に激動の1年でした。
選挙、東日本大震災、復旧・復興支援、県議会・・・
「原子力行政の在り方」という大きな課題に向き合っておりましたが、年末には北陸新幹線の敦賀までの着工認可が下りました。今後の県政は、福井に寄せ来る大きな波をどう活かして地域発展につなげるか、今まで以上に難しいかじ取りが要求されます。
防災・防犯、産業振興、教育、福祉・・・
私の立場で出来ることを、精一杯やってく所存です。

皆様方のお声を、お聞かせいただければ幸いですす。
kawori-jimusyo@iaa.itkeeper.ne.jp