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質問7

次に、農業問題に関して質問します。
私が尊敬する南州翁西郷隆盛は、
「政の大体は、文を興し、武を振い、農を励ますの三つに在り。その他百般の事務は皆この三つのモノを助くるの具なり」
と述べています。農業は国の根幹だと言うことです。
しかしながら今日、農業を取り巻く環境は厳しさを増すばかりで、TPPを前にしては存亡の危機でさえあります。
今議会でも、さまざまご議論がありましたが、私からも農業振興のため、いくつか提案をさせていただきます。

まず、中山間地域の農業振興についてです。
午前中、知事は中山間地域を「残すべき地域」と評価されました。その支援策に関してもご説明いただきましたが、現状はどうでしょうか。

越前市を例に話します。これは、越前市の地図です。緑は山です。農業委員会の農地の分類によると、水色の部分が平坦地、黄色が中山間地域、ピンクが山間地域です。農地の衰退ぶりを知る手がかりの一つに、「賃借料ゼロ=ただ貸ししている農地」の割合があります。「もう耕作することはできないが、草を生やして周囲の田んぼに迷惑もかけられない。誰かに作ってもらえるのなら無料でいい。」という賃借関係です。この割合が高いほど、危機的な状況です。
越前市の昨年度の農業委員会の統計によりますと、賃借料ゼロの農地の割合は、平坦地で15.7%、中山間地域で27.9%、山間地域ではなんと78.8%です。ピンク色のところは、山間の谷間で寒暖の差が大きく、生活雑廃水が入らないきれいな水で、特においしいお米がとれる所です。それなのに、そこで行われる田んぼの賃借の約8割が「ただ貸し」になるほど、営農存続が危機的状況なのです。
中山間地域がこのような状況なのに、実は、直接支払制度の対象となっている農地は、この赤い部分(一部)だけです。その他はその制度の要件を満たせず、支援が受けられないのです。こういったところから荒廃します。

⑦直接支払制度の対象とならない中山間地域が多くある理由は、団地要件が厳しいのか、補助金を受けるための事務処理ができないのか、農地集約のための取りまとめができないのか、県はその理由をどうとらえておられるのでしょうか?また、中山間地域等 直接支払制度を拡充し、こういった制度狭間の地域の農業再生を図れないか、お聞かせください。

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