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質問5の2

二つ目は、核燃料サイクル全体から浮かぶ「もんじゅの問題点」です。
核燃料サイクルは、基礎研究の実験炉「常陽」、原型炉「もんじゅ」、実証炉、実用炉と、4つのステップを踏みます。しかし、実験炉「常陽」においても、照射試験用 実験装置 MARICO-2 が、平成19年
装置移動の際に破損、接続ピンが6本ふっ飛びましたが、そのことに気づかないまま試験や作業を行い、さらに状態を悪化させ、今でもピンが炉内で不明のままです。事故原因はメーカー側の設計ミスと、原子力機構が装置の検証作業をしないまま設置したことにあります。
これまで「もんじゅ」で起きた事故原因とも共通なのは、
「試験集合体の設計・製造をメーカーに丸投げしていた」ことです。
この点に関し 原子力環境安全 管理協議会 で質問したところ、
「性能保証一括でメーカーにすべて任せることは、原子力機構としても反省している。」
「反省を踏まえ、設計・品質・リスク管理を水平展開していく。」としながらも、
「優先順位があるので、重要部品から順にやっていく」との回答でした。
 つまり「もんじゅ」は、その設計思想自体に問題があるわけで、それは、ちょっとやそっとの努力では取り返しがつかない根本的なことだということです。また次に、どこが原因でどんな事故が起きるとも限らない危険性をはらんでいるのです。

 新型転換炉「ふげん」は、MOX燃料もプルトニウムも燃やせたにも関わらず、将来的な商業ベースでは経済性に問題ありということで廃炉になりました。「もんじゅ」は「ふげん」以上に経済性が悪く、プラントとしての信頼性にも欠けます。高速増殖炉の壮大な実験に、非常なる危険は感じても、未来を感じるものではありません。

⑤「もんじゅ」は、真下の活断層と性能保証一括の設計が問題だとご説明しました。このことに対する県のご所見をお聞かせください。また、これを国に伝え、論点に加えるよう要望します。あわせてお尋ねします。    

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