« 第175回福井県原子力環境安全管理協議会より② | メイン | 全国災害ボランティア議員連盟 »

第175回福井県原子力環境安全管理協議会より③

福島第一原子力発電所事故に係る対応状況について

細川
・6月21日の全員協議会において、配管が地震で大丈夫であったか質問したが、質問に対する答えがない。
・資料には、2、4号機の原子炉建屋が大丈夫であったので地震の影響はないと記述されているが、1、3号機の状況が分からないのに大丈夫というのはいかがかと思う。
・地震バックチェックに関しても、若狭湾には甫底断層や白木断層など、直下型の断層があり、直下型の地震の場合は1000、2000ガルを超える値も出ているため、現在の想定で本当に良いかということを真剣に検討してほしい。
・福井地震の時にもあったように活断層の上であれば共揺れではなく、様々な方向へ力が働くので心配である。

原子力安全・保安院 森下 地域原子力安全統括管理官
・保安院の信頼性については、資料にあるように、エネルギー政策を司る経済産業省の中に安全規制を所轄する原子力安全・保安院があるという状況であり、例えば海江田大臣が安全宣言をされるときにこれが推進と規制のどちらの面での発言かわからないという声があった。
・IAEA報告書の中にもあるように、保安院を経済産業省から分離をさせて独立性を確保するという話があり、これは行政体制の信頼性を確保するための対策として進んでいるものである。
・現状では、総理大臣から指示があった際に、保安院だけでなく、原子力安全委員会がダブルチェックするというのが法律上の最高の枠組みとなっており、その中で科学的合理性のある説明をしていくしかないと考えている。
・耐震性については、資料にあるように、耐震バックチェックについてもこれまで評価をしてやってきている。
・平成18年の9月に耐震指針が改定され、活断層の評価が5万年前から13万年前になるなど、いくつかの点が強化された。
・若狭地域については、保安院が地質調査を含めて、活断層調査を2年間にわたって自ら実施し、その結果、断層長さが従来見積もっていた長さよりも伸びた活断層があり、連動して動かないと見積もられていた断層ついて連動した場合についても評価することになった断層もある。
・もんじゅについては、審査が終了しており、検討すべき地震が5つのうち甲楽城断層の60㎞の断層が連動して動いた場合マグニチュード7.8で最も大きいが、もんじゅはこれにも耐えられるように耐震補強し、津波も防護壁を作るという対応になった。
・若狭地域の他の発電所についても同様にやってきており、敦賀発電所であれば基準地震動が当初650ガルだったのが、審議の過程で800ガルまで最終的に高まった。
・高経年化については。高経年化技術評価は運転開始30年目から始まり、これまでやっている保守管理に追加すべきものがないかということで、今後10年間の保全策を作るというものである。
・評価の際、ある一定の期間を想定して経年劣化を想定する必要があるため、国の方で60年を一つの目安として評価するように言っているが、これは国として事業者に60年の使用を認めるものではない。
・30年目であれば30年から40年までの10年間追加的な保全策をすれば、今後10年間は安全性を確保できるということを保安院として確認したという意味である。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hosokawakawori.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/317