天皇杯
一昨日、夫が天皇杯を持ち帰ってきました。
全日本弓道選手権大会での優勝です。
天皇杯はシンプルな形状ですが、純度の高いシルバーで、さすがに王者の風格があります。
金庫保管が義務付けられ、保管先は宮内庁に届けます。
全日本は弓道の試合の中では最高峰で、まず弓道5段以上でなければエントリーすらできません。(私は4段・・・資格なし(^^;))
県大会、北信越大会と勝ち進んで、全国大会に出場となります。今年の会場は伊勢神宮でした。
この大会は、単なる的中だけではなく、体配・射格など動作すべてが審査対象で、だからこその最高峰=「天皇杯」です。
我が家にこの天皇杯が来るのは二度目になります。
6年前、全日本初挑戦でいきなり優勝したのが一度目です。
夫は一人でぷらっと試合に行って、「優勝した」とメールがいきなり来ます。
どの試合も、弓に行くときはそんなものですが、さすがに全日本優勝はびっくりします。
夫は一度目の優勝の後、「あれが日本一の射か・・・。」と、常に注目され、ものすごいプレッシャーがかかるようになりました。「針のムシロ」です。
だから、優勝の後、1年ほどはほとんど試合には出なかったのではなかったかと思います。
スランプだったかもしれません。
また、協会の運営や、後輩育成、国体監督など、いろんな役割もこなさなくてはならなくなりました。
アスリートとして、自分のことだけやっていられなくなったうえ・・・・
そう、私です。
教員を辞めると言い出し、市議会議員選挙に出馬。
父が他界、母が認知症発症(しかもアルツハイマーではなくピック病)
さらにまた私が、県議選出馬を決め・・・ものすごいストレスと負担をかけました。
昨年11月には母が他界・・・などなど、私生活はまったく穏やかではありませんでした。
そういったことを踏み越えての、今回の優勝です。
こつこつと真面目に練習し、いつものように一人でぷらっと出て行って、「優勝した」とのメールです。
頭が下がります。
夫ながら、よくやったと思っています。
一回目よりも、ずっと重い天皇杯です。