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震災ミニルポ

地域だよりの原稿を2本書きました

震災ルポ1
 4月末の陸前高田は、見渡す限り「瓦礫の海」でした。海沿いは地盤沈下で水没、有名な7万本の松は1本を残してすべて流され、頑丈だったはずのホテルや体育館も、鉄骨を残しただけの無残な姿をさらしています。
 私たち災害ボランティアは、津波に襲われた地域の周辺部、つまり片づければ生活再開できそうな床下・床上浸水被害の地区で活動を行いました。ある地区では道路わきの排水溝が瓦礫で埋まり、雨や生活排水が道路を川のように下っていく状態でしたので、「普門寺にいる『チームふくい』です。ここを掃除させていただいても構いませんか?」
と、避難所の公民館で地域の役員さんにお声がけしました。「助かります。ぜひ。」とのお返事をいただき、翌日そこで活動することになりました。
 朝9時、歩いて現場へ向かっていたら屋外放送が聞こえました。「地区の皆さん、福井から来てくれた人たちが溝掃除をしてくれます。私たちも一緒にやりましょう。」とのこと。その日の活動は、地元の方々との共同作業になりました。
 家の柱、お茶碗、お米、写真…瓦礫とはいえ、一つ一つに平和な生活の断片が伺え、胸が痛くなります。見上げると自衛隊の方々が遺体捜査を行っています。田んぼは排水ができず、瓦礫と水がたまったままです。「死んだ者も気の毒だが、残っているものも地獄。田んぼは塩でもうできん。」満開の桜の下で、ぽつりとおばあさんがつぶやきました。
 一日も早い生活復興を、念じてやみません。

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