勝手にシミュレーション
越前市で雪害対策本部が立ち上がりました。
すでに屋根雪の心配をされている独居高齢者から不安の声が届いていますので、災害ボランティアの連絡会の一員(NPO法人ふくい災害ボランティアネット)として、民間支援が必要であれば・・と仮定して考えてみます。
県の災害対策本部が立ち上がったのであれば、おのずとボランティアセンター本部の立ち上げ協議に入り、基金運用も含め検討します。(県の災害ボランティア活動推進条例に基づきます)
しかし、現段階では県では災対本部は立っておりません。市独自です。
市議時代に、市単独で何かする場合の資金に関して、「市社協対応(共同募金・独自資金)」と「市で必要なものはみる」という言質をいただいていますので、独自でボラセンを立てることは可能です。
しかし、難しいのは保障の問題です。
屋根雪下ろしは高所作業なので、ボランティア保険の対象から外れます。
また、事故だけではなく、除雪という重労働なので作業中や作業後の「脳疾患・心疾患」でお亡くなりになるケースもあります。また、活動場所への移動も困難で危険を伴います。これらに対処できる保険が必要です。
ボランティアを派遣する責任はセンターにあります。うかつに活動を行って、もしもの場合、センター長に責任がかかります。当然ながら・・・。
(ちなみに、下記の除雪ボランティアは、福井市で行っているもので、災害時要援護者宅の玄関先の除雪です。屋根雪下ろしではありません。)
平成18豪雪の際も、奥越にボランティアを派遣するかどうかでもめました。
課題はまだ解決されていませんし、ケースbyケースで対応を判断しなくてはなりません。
「越前市は高齢社宅の屋根雪下ろしに助成金が出るので、ボラ活動ではなく業者等に個人依頼すればいい」と思っていたのですが、なんとこの助成金が廃止になっておりました。
う~~~ん・・・、災害時要援護者対策、いつの間になくしてしまったのでしょうか…p(--;)
除雪ボランティアに関しては、まだまだ課題満載です。