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2011年01月31日

勝手にシミュレーション

越前市で雪害対策本部が立ち上がりました。
すでに屋根雪の心配をされている独居高齢者から不安の声が届いていますので、災害ボランティアの連絡会の一員(NPO法人ふくい災害ボランティアネット)として、民間支援が必要であれば・・と仮定して考えてみます。

県の災害対策本部が立ち上がったのであれば、おのずとボランティアセンター本部の立ち上げ協議に入り、基金運用も含め検討します。(県の災害ボランティア活動推進条例に基づきます)
しかし、現段階では県では災対本部は立っておりません。市独自です。
市議時代に、市単独で何かする場合の資金に関して、「市社協対応(共同募金・独自資金)」と「市で必要なものはみる」という言質をいただいていますので、独自でボラセンを立てることは可能です。
しかし、難しいのは保障の問題です。
屋根雪下ろしは高所作業なので、ボランティア保険の対象から外れます。
また、事故だけではなく、除雪という重労働なので作業中や作業後の「脳疾患・心疾患」でお亡くなりになるケースもあります。また、活動場所への移動も困難で危険を伴います。これらに対処できる保険が必要です。
ボランティアを派遣する責任はセンターにあります。うかつに活動を行って、もしもの場合、センター長に責任がかかります。当然ながら・・・。
(ちなみに、下記の除雪ボランティアは、福井市で行っているもので、災害時要援護者宅の玄関先の除雪です。屋根雪下ろしではありません。)
平成18豪雪の際も、奥越にボランティアを派遣するかどうかでもめました。
課題はまだ解決されていませんし、ケースbyケースで対応を判断しなくてはなりません。

「越前市は高齢社宅の屋根雪下ろしに助成金が出るので、ボラ活動ではなく業者等に個人依頼すればいい」と思っていたのですが、なんとこの助成金が廃止になっておりました。
う~~~ん・・・、災害時要援護者対策、いつの間になくしてしまったのでしょうか…p(--;)

除雪ボランティアに関しては、まだまだ課題満載です。

除雪ボランティア

大雪です。全国ニュースでも越前市の状況が流れるほどです。
我が家は山間で、雪の吹きだまりになってしまうところにあります。
家は当然、雪で埋まっています。積雪ははるかに1mを超えています。場所によって積り方が違うので一概には言いにくいのですが、庭は背丈を超えています。

うちの集落の近くから、お隣の池田町へ向かう国道が通行止めになっています。福井県の南北は、国道、自動車道、JR・・・止まっています。
これはもう、「雪害」です。

除雪ボランティアも始動していますが、依頼の多さに人手が足りません。
新聞報道されましたが、「依頼」呼びかけだけで、「ボランティア募集」が掲載されていませんでした。
ニーズにお応えしきれない状況だと思います。
今度はどうか、「かきて募集」を掲載していただきますように・・・。

2011年01月26日

議員の姿

私の描く議員の姿は、もしかしたら一般的な議員の姿と隔たりがあるかもしれません。
議員は予算や行政のチェックをする「仕事」をする立場の人。
県民の意見を代弁し、住民の福祉向上のために、あるいは地域発展のために、行政全般に意見を述べる立場の人。
そのために自己研鑽に励み、多くの人の声を拾い集める努力を怠らず、高潔たるよう自分を戒め続けることができる人。
そしてそれは、実って低く垂れた稲穂のようであって、決して高みから見下ろす人ではない・・・そんなイメージです。
また議会は、ヨーロッパ議会のように女性や会社員や公務員(教員も)、種々雑多なできるだけいろんな立場の人たちの集団であるべきです。よりいろんな角度から「政」をチェックし議論するためです。

しかし現実の議会・議員は、非常に偏りがあります。
選挙に打って出るには、リスクが大きすぎ、「地盤・看板・鞄」がいるからです。
今の行き詰った日本の政治を変えるには、日本の民主主義の形をもっと劇的に変える必要があると思っています。

選挙が変わらなければ、議会も政治も変わらないでしょうねえ・・・。