議員の王道3
越前市議会には、23名の個性的な市議の面々が居並びます。(※自分はノーカウント(^^;))
一般質問は一問一答、事前には「発言通告」という質問要旨を提出します。
発言通告を提出後は、理事者(担当職員)がモンドリ(質問取り!?)に来られます。
質問者の意図するところを調べに来て、本番までにその回答を作成するのです。
これが人様々で、ポイントのみ伝える議員、質問原稿を渡す議員、「まずこう聞くから、こう答えてね、次にこう言うからこう述べてね・・・」などと、すっかり流れを演出する議員、ブレーン?が作成した質問を行う議員・・・・・(私はノー原稿のときが多いのですが、モンドリでけっこう丁寧に意図するところは述べているつもりです。)
どの議員の質問もそれなりに学ぶところがあり、興味深く拝聴しているところですが、特に「論客」として尊敬しているがベテランのT議員です。
分かりやすく人情味があり、ときにユーモアもあるのですが、中身はぶれない。理事者相手の一般質問などは、なんだかゆとりで質問されているようにも感じられます・・・・が、何よりすごいと思うのは、やっかいな相手に対してとても強い!!急に「元国鉄労組バリバリの闘士」の顔を剝き出されるのです。
「能ある鷹は爪を隠す」というか、相手次第で匙加減を自在に変えておられる・・・。
長年の議員生活の中でいろんなご苦労を経験され、厳しい状況の中を突き進むために、議員の本来の武器たる「弁論」を磨いた来られたのだと思います。
その姿勢や強かさは、おおいに見習いたいところです。
・・・と、これまでは「論客」というスタイルに触れてきましたが、それだけでは「王道」の核心ではありません。
議員としてどんな考えでどんな政策を打ち出すか・・・。(続)