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2010年03月15日

議員の王道1

議員任期も5カ月を切りました。
議員になりたての頃、「えっ!?」と思ったのは「議員の発言の軽さ」でした。
現場の課題を説明しても、理事者になかなか受け止めていただけない。
「現場に課題がある」ことを理解しようとしない、あるいは方針を変えないためにああでもないこうでもないと言い訳を並べてくる態度にまずびっくり・・・。
(全員ではありませんが・・・)
だから「なんて議員の発言って軽いのか・・。」となったのです。
その後「議員って何だろう・・・。私は何のために議員になったのか・・・。」などと自問自答。議長や先輩議員にも率直に問いかけました。
そして、議長から「これを」といただいたのが「二人の佐伯祐三」とう書籍でした。
以前に起こった佐伯祐三画伯の絵画の真贋論争を描いたものです。
その話の中に出てきた
「走る理事者に見逃す議会、市民はいつも蚊帳の外」
という落首が頭に焼きつきました。
先輩議員は、地方自治研究の第一人者大森弥先生の本を貸してくださいました。
その後大森先生のご講演を何度か伺い、地方議会に関し、学ばせていただきました。
(その後議会として「議会軽視!」なんていう事案もあり、「議会って何か、議員ってどうあるべきか。」などという議論が進みました。そのひとつの答えが、「議会基本条例」制定という結果になったと思っています。)

そんな折り、ある方が
「細川さん、あんたは議員の王道を行きなさい。」
とおっしゃいました。
「議員の王道!?」
王道があるのだとしたら、それはどうする事なのか、、、考えました。また、それ以降、それが私の命題ともなりました。
そしてまず、
「卑怯な手や恫喝などではなく、正論で堂々と理を語り相手を説得することで事を進める、正当な論客」
というスタイルが頭に浮かびました。(続)