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百萬塔陀羅尼

昨日、和紙の里に「世界最古の印刷物」といわれている「百萬塔陀羅尼」が寄納されました。

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百萬塔陀羅尼とは、中に陀羅尼経を納めた木造の小さな塔100万基の総称です。
奈良時代、国家安泰を願い称徳天皇の命で国家大事業で作られました。6年余りの歳月がかかり、770年完成。
100万基を興福寺、東大寺、薬師寺など10のお寺に10万基ずつ奉納され供養されました。
乱世などで9つの寺のものは消滅しましたが、現在、法隆寺関係のものが唯一遺存しています。(うち100基は重要文化財)

陀羅尼は、大麻で漉かれた紙に印刷されています。紙の材料が「チョ麻か?大麻か?」とか、版は「木版か?銅板か?」といった研究は、紙漉き職人、彫師、版を摺る職人・・・などなど、多くの伝統技術の職人さんたちの力を借りてなされたそうです。
大麻が、他人の手を借りて紙となり、1200年以上も残っているわけです。
「凄いな~~~」とため息をつきながら、紙の博物館(越前市)に展示された塔を拝見させて頂きました。

展示は常設です。
お近くにお越しの際に、足をお運びいただけると幸いです。

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