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2009年06月20日

質疑・質問裏話2

一般質問は、最後の方になることが多いです。
これまで12回の議会中、最後から2番目が5回、最後から3番目が2回です。
何故か!?・・・発言通告(質問要旨の通告)を出すのが遅いからです(^^;))
通告締め切りは、議会初日の午後5時です。
私は、初日冒頭にある市長の議案提案理由を伺って、質問内容を変更する事もあり、ぎりぎりまで練っています。
また、その後、担当課が「問取り」・・・つまり、「質問事項調査」に来られるのですが、その時のやり取りで、質問の仕方も変わります。私は、そこからの「練り上げ」に手間がかかるので、できるだけ質問順は「後」がありがたいのです。
「練り上げ」は打ち刃物に例えたら、最後の「研ぎ」の部分です。
質問のストーリー性や言葉の選択、裏づけ資料の吟味、・・・そして、それらを自分の中に落とし込み、噛み砕き、言葉にする・・・そんな過程を経てようやく「いざ本番」です。
同僚議員は、質問の一文一句をびっしり原稿に書き込む方も多くおられますが、私は基本的にノー原稿です。
これは、教員時代からの癖です。作り上げたものの読み上げが苦手なのです。
自分の質問の日は朝から胃が重く、出番が近づくに連れてドキドキします。
「細川かをり君」と名前を呼ばれると、腹がくくれるやら落ち着きます。気持ちにスイッチが入るやら、逆に「クールダウン」し「冴えた自分」がそこにいます。
とはいえ、準備したものの何割を語ることができるかというと、せいぜい6割。理事者の回答には「さっさと要点だけ言って~~p(--;)」とイラつきながら時計をにらんでいたりします。
自分の言いたいことだけ言えばいいっていうモノでもありません。弁論大会ではないのですから・・・。結局いかな「成果」があるかとなると、論点を整理して伝え、どんな理由で提案や要望をしているかを理解して頂き、相手の反論を論破しなくてはなりません。さすがに理事者は「しぶとい」。子どものように素直にはいきません。
50分の一般質問が終わると「ほ~~~っ」っと疲れと開放感・・・。
終わってみて「まだ責め足りなかった」「ほっとした」などなど、「でき」次第でいろんな後味が残ります。
私だけではなく、同僚議員それぞれに、悶々としたり「こう言えばよかった」と自責の念に駆られたりしています。今回も、「あ~~~・・・不発やった!細川さん、一杯飲みに行こう!」とおっしゃる先輩議員がおられて、思わず噴き出してしまいました。気持ちが分かる!(※実践には至っておりませんが・・・(^^;))
議員の真剣勝負、そして悲喜こもごも・・・・。なってみてわかったドラマです。

質疑・質問裏話1

16(水)、17(木)、18(金)の3日間で、6月定例議会に提案された議題(条例改正案や補正予算案)に対する議員の『質疑』と、行政全般に対する議員からの『一般質問』が終了しました。
議会は、経るほどに活性化してきており、補正予算に対する質疑であっても、1日を要するほど議論が展開されました。1議員に与えられた質疑の時間は30分以内で、私はそれを最大限使って質疑しようと心がけています。
議会では、質疑に入った瞬間に一斉に多くの議員が挙手します。議長は「誰から当てるか」議長権限で決められるわけですが、ここのところ挙手多数なので、議席順に当てておられます。(つまり、新人から始まり、ベテランで終わる・・・です)
・・・で、私の議席NOは『2番』。ほぼトップバッターで、私も「先陣を切る」事を想定して、準備して望んでいます。
私は、日頃はどちらかというと「ぼんやり」している方だと自分では思っているのですが、時間制限のある「発言」になると、時計の針をにらみながらの語りとなるので、つい「早い」「きつい」感じになってしまいます。「早い」は、教員時代よりの反省課題(--;))
「きつい」は、人によって感じ方が違うようで、「歯切れがいい」「迫力ある」とプラス評価していただいたり、「怖い」「きつい人」と受け止められたりです。
ちなみに、議会議論での「きつい」は、単に時間制約があるからそうなってしまうだけのことで、本当に「きつく言おう」と思ってのことではありません。本当にきつくいわなきゃと思うときは、・・・本当に「怖い」です。なにしろ、生徒指導主事でしたので、子どもたちのために厳然と叱る時にはホント「厳然」と叱っておりまして・・・(^^;))
また、「叱る」と「怒る」も違います。「叱る」は冷静です。「怒る」は感情が働いています。「怒ったように見せかけて「叱る」・・・も、技のひとつ。「畏怖の念」を感じさせなくてはならない事もあります。(私は感情的に「怒る」時には、カッとなって逆に言葉が出てこないです。しゃべっている間はとっても「冷静」。)
教員時代の私が「優しい先生」だったのか「怖い先生」だったのかというと、いろいろです。
相手次第というところ。だいたい幸せに学級経営をやらせていただいていたので、「やさしい」「おもしろい」系でしたが、荒れたクラスだったりいじめっ子相手だったりしたら「超怖い」・・・でした。
議会でも、どんな語り口で相手に臨むか、加減を考えます。先陣を切ることを想定し、相手の「目を覚ます」「引き締める」ことが大事かな・・・・と、とりあえず思っています。
質疑先陣として、私はしっかり「切り込み」できていたかな?・・・と、質疑が終わると省みています。今回はどうだったかなぁ・・・。(正直、自分ではよく分かりません)
また、質疑が進む過程で、同じ議題に関する質疑もあります。新人の質疑をベテランが深めてくださる事もあります。そんな議論の進展も、とっても興味深いものです。
根本的に、私は議論が好きです。しっかりした論客になりたいものだと思っております。

2009年06月01日

全国災害ボランティア議員連盟受付開始

「全国災害ボランティア議員連盟」の会員申し込み受付を開始しました。
うちの議会でチラシを配ったら、早々にご覧になった同僚議員数名が参加してくださいました。「がんばってるね、応援させてもらう。」「防災の事、自分もボランティアに行ったりして動いているから。」「手伝える事があったら言って。」などと、温かいお言葉も頂きました。
事務局などという大役が私に務まるのかなあと不安もありましたが、そういう先輩議員の励ましを得て、元気100倍です。
週末をはさんで、何件ものお問い合わせやお申し込みをいただきました。嬉しいことです。
10月に中越地震5周年の行事が新潟県長岡市で開催されるので、そこに合わせて設立総会を行う予定です。(開催に当たっては、新潟の発起人の皆様にお世話になります。)
お申し込みいただいた方々にお会いし、会の趣意を確認し、お話し合いできること、今からとても楽しみです。
よい活動ができますよう、非力ながら尽力いたす所存です。