仁愛大学の、人間生活部開設に伴う学部棟落成のセレモニーと見学会に出席しました。
ゴージャスな校舎に、思わずため息です。
管理栄養士などを育成する課があるので、1Fは調理関係の実習室・研究室が並びます。
目はやっぱりコンロに・・・はい、ガスコンロ主体・・・当然です。
上階では教員養成のための図工室や音楽室が並びます。
自分の学生時代を思い出し、当時の学び舎(都留文科大学)とつい比較しながら、ピアノ練習のための個室などを眺めていると・・・・んっ?どこからかピアノの音がする。
逆光に目を凝らして見ると、西川知事がピアノを引いています・・・ねこふんじゃった!
しかも黒鍵じゃなく白鍵でです(←器用)。
ま~、そういう一面もおありなのね・・と思いながらさらに歩きました。
奈良市長は、くりっと目を見開いて
「細川さん、雇用促進住宅、3年延期になりましたからね!」
と、弾む声で話されます。
はい。奈良市長は、
「首長として、しっかり住民の廃止反対の声を国に届けてください。」
という2度にわたる一般質問に、しっかり応えてくださいました。
市長会の議題として提案し、それが他の地域とも意見が取りまとまり、全国市長会から国へ要望として出されました。
また、越前市に麻生総理が来られた時(1月)と、町村官房長官が来られた時(3月)の2度にわたり、直接進言してくださいました。
だから、今回「廃止計画の少なくとも3年延長」は、そういった働きかけが功を奏したわけで、市長としても達成感がおありのことと思います。よくやって頂きました・・・はい。
同様に、議長も担当部長も「よかったね。」と笑顔でお声掛けくださいました。
地方の声が国に届いたこと、本当に嬉しく思います。
反対・怒りの声をあげられた住民の方々、手紙を書いてくださったお子さん達、雇用・能力開発機構に何度も問い合わせをしてくださった担当課の職員、党として国会質問などをして取組んでこられた共産党・・・それぞれの汗が合わさって、成果に繋がった事は、これからの励みになります。
またしばらく歩くと、大学のK教授が話しかけてこられました。
昨年、彼の講座のゲストティーチャーとして話をさせて頂きました。「今立」の地域の話を学生にしたのですが、そのあと学生が町歩きをしたのだそうです。
「学生達がいろいろ意見を書いてきたんですよ。」
とおっしゃるので少し伺いました。
「和紙の里なのだけど、町を歩いても『和紙』が見えない。」
という意見にはどきっとしました。確かに、そうかもしれません。自分達が知っているだけでは伝わらない。意図的に和紙を町中に出していくこと・・・確かに必要です。
若者の率直な意見は新鮮です。日を改めて伺いに行かなくっちゃ・・・。
今日は心弾むセレモニーと見学会でした。社会に必要とされる人材を、どんどん輩出していって頂きたいと願いながら、校舎をあとにいたしました。