折形礼法セミナー
「和っしょい今立in和紙の里:夏祭り」の一環で行なわれた『折形礼法セミナー』に参加しました。
『折形』とは、600年もの昔から行なわれていた「礼法」の一つで、「もの」や「お金」を純白の和紙に美しく折り包む「包み方」の方式です。
まずは会場に並べられた、様々な折形の美しさに見とれました。
教えてくださったのは、山根折形礼法教室主宰の山根一城先生です。
折形に表れる「祝いやもてなしの心」「日本の伝統文化」などについて、お話を伺いました。
そして実践です。
奉書紙を使った略式紙幣包みと弔事紙幣包み、紅あわせもみ紙を使った還暦祝い包みにチャレンジ。私でも・・・できました。
「弔事紙幣包み」は、横置きです。
また、「日本の『白』はこれです」と教えていただいたのが「和紙の白」・・・つまり「生成り」の色です。現在一般的な白は「漂白の白」だそうで、確かに、日本古来よりの生活の中の白は「生成り」だなあと納得しました。「この白が美しいのです」のお言葉に、はっとしました。
お贈りする相手の方を尊敬し、相手との間柄を大切にすること、その謙虚な「こころ」を「かたち」として表現するのが「礼」であり「礼法」であり、美しく折り目正しく包み込んでいくしぐさそのものに、その「こころ」がこもっているのだと学びました。
日本の美を集約した「美学」のひとつです。
またそれが、越前和紙の「檀紙」「奉書紙」という、最高級品種の紙で作られていることが、地元の者として大きな喜びでした。それらを丁寧に梳いている、紙梳き職人さんたちのお顔が、あらためて目に浮かびました。
いずれも、大切にしたい、日本の文化です。