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賛成弁論

細川かをりでございます。私は本請願に対し、賛成の答弁をさせていただきます。
近年の急激な社会環境の変化は、子どもたちの生活環境や食事環境にも重大な影響を及ぼし、食生活の乱れや、肥満傾向児、食物アレルギー、虚弱体質など、食に起因する健康問題も増加しています。
このような状況の中で、生涯を通じて心身共に健康で充実した生活を送る基礎を養うため、健康教育の一環としての「食育」、生きた教材としての「給食」が重視されているわけです。
特に小学校の給食は、人の味覚の基礎作りとして、重要な役割をはたします。
 実際学校現場にいると、子どもたちの偏食傾向が年々増しているのを実感します。また、偏食の多いお子さんは、風邪をひきやすかったり、たとえばインフルエンザ一つとっても重く長く苦しんだりし、虚弱であるのを実感します。
給食の問題は、突き詰めれば子どもたちの健康の問題です。だからこそ学級担任は、子どもたちの偏食を少しでも治そうと一生懸命なのです。
しかし、南中山小学校と服間小学校、南越中学校における共同調理方式は、もともと中学校対象に作られた調理場で、二つの小学校の児童、さらに、服間幼稚園、南中山幼稚園を加え、幼児から中学生まで約900食を合わせてつくっています。
ですから、調理員さんたちは7時から学校に来て、息をつく間もなく時間に追われながら調理してくださっていても尚、
・分配・配送に時間がかかるため、調理時間が短くなる
・できあがりから喫食まで時間がかかる
・きめ細やかな対応がしにくい
といった問題が出ています。
そのため温度や味が落ち、先日一般質問でも述べたように、
「子どもが給食を楽しみにしなくなった」というのが現状です。
食味の点からも、安全性の点からも、心の教育という点からも、自校方式給食のほうが優れているという事は、国の食育推進基本計画でも唱われています。
子どもたちに給食室からのにおい、野菜を刻む音、作り手の働く姿、おばさんとの会話など、五感を通しての体験や、自然にわいてくる感謝の心や愛情を味わわせることのできる給食の環境、つまり教育の環境整備や条件整備こそが、大人達の責務であると私は考えます。
こういった観点などから、多くの住民が自校方式の給食室を求め、この請願に至ったと考えます。
5000名ちかくの署名が集まるなど、これだけ多くの住民が子どもたちの教育のため健康のために、自校方式の給食室を望んでいます。
私たちはこの声を真摯に受けとめ、子どもたちの未来のために、議会・行政ともに、汗を流さなければならないのではないでしょうか。
財政状況が厳しいことは十分理解しております。だからといって、そんなに簡単にこの声に背を向けて良いとは思いません。
この住民の声のために、子どもたちのために、本当に実現できないのか、全く方法はないのか、もっと知恵を出し、努力することが、市政に携わるものとして求められていることではないでしょうか。
また、既成の条例に対しても、先日の委員会で述べましたとおり、条例とは本来、そこに住む市民のためにあるものであり、市民が望まないものであるならば、喜んで改正すべきと考えます。
以上の点から、この請願に対し賛成をいたします。どうか、子どもたちが越前市の学校給食が良かったと思える日のために、誠意ある判断がなされることを望みます。

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